2021年6月10日木曜日

判定基準と変換ルール

あに瓶さんの利用しているソフトが古く、メンテナンスもされていないようなので、再検討した上で独自の変換ルールを使用します。

  • 必要なソフトウェア
    • ImageMagick
      • Version:>=6.5.4-3(MUST),>=7(SHOULD)
      • With FFT(convert -fftが利用可能であること)
      • Q16(MUST,Q8は不可) HDRI対応(内部的に32bit)
    • Linux/MacOS推奨。WSLでも可
手順

従来のFFT式判定はkrisfail/ANIFFT: Auto FFT tool←このコードに準拠します

GitHub - Infiziert90/getnative: Find the native resolution(s) of upscaled material (mostly anime)を利用した自動判定をメインに行っていきます

縦解像度が

  • 1080である場合FHD
  • 1080>,900<=である場合FHD-
  • 900>,720<である場合HD+
  • 720である場合HD
  • 720>,540<=である場合HD-
  • 540>,360<である場合SD+
  • 360である場合SD
  • 360>である場合SD-
とします。

フレームの選択に関しては、あに瓶さんのルールをお借りします。

処理対象フレームの選択には以下のルールを設定する

・テロップ等がないフレーム

 時計表示等、常時表示される部分は削除する(該当領域を矩形で黒くする)

 局ロゴは原則として削除しない

 生データでない場合は、加工について記述しています

・コーミングがないフレーム

 ただし、SD-i等、フィールド単位の拡大による縞はここでは"コーミング"と解釈しない

・画像の動きが少なく、MPEG2圧縮によるノイズがほぼ見えないフレーム

 そのような場所がない場合は、劣化が少ないフレームを選択

・他の部分と明らかに異なるぼかし等の処理がない

・背景のみでなく人物等(古典的に言えばセルに描かれるような部分?)が含まれるフレーム

2021年6月9日水曜日

概要

簡単にまとめると

  • その時期放映中のアニメ画像にFFT(高速離散フーリエ変換)をかけて見た目からそのアニメが制作から放送まで、どの画質で行われたか判定します。
  • やってることはあに瓶と大体一緒です。
    • 映像系の人間ではありません。数学系の人間です。
    • 品質判定,変換ルールの詳細はこちらで解説しますが、基本的に1920x1080のFHD/1280x720のHD/それ未満で分類します。
      • あに瓶さんは丁寧に判定していましたが、正直違いがわからないので…
    • 記事の内容、FFTの結果(の一部)はGitHubで管理し、別途そちらでも利用可能にします。
  • 画質は普通に視聴していても前述の3段階程度ならわかりますが、客観的な指標を与えるためFFTを利用します。

今後の解像度推定について

 操作ミスって作業用データ消えたのと多忙でやる気が持たなくなったので相当遅れます 年内には出せるよう努力します。